また思い出話を書きます。自分のGPS歴を書きます。
GPSというものは、この10年ちょいの間楽しい思いをさせてくれました。その中身はだいぶ変化してきたと思います。*1
自分のGPS体験の、最初はGPSデバイスを手に入れて自分の座標をとるところ、から始まりました。
最初に触ったデバイスはこれだったと思う。
CFGPS2
CFカード型でシリアルポートからNMEAメッセージが読み出せる、そういう動作をします。当時はスクリプト言語ではperlをよく使っていましたけど、シリアルポート読み込みの記述は結局Cで書くのが一番簡単だったと思います。*2linuxザウルス*3というのがあってデータ通信カードを使えば、リアルタイムにサーバにデータを送れる、はずでしたがスロットがひとつだけで実現難しかったです。
性能・仕様的には全然変わりないのですが、USB接続で、わりとケーブルの長いこんなタイプのデバイスを使った経験もあります。
GlobalSat BU-353 USB GPS Receiver - Navigation
GPSの性能もよくなって測位までの時間が短かかったです。これを使うとノートPCを使って実用的にロギングができるようになったように覚えてます。
番外で、当時こんなソフトウェアを重宝してました。
GpsGate
Windows でドライバーとして機能して、GPSメッセージを読み出しつつログすると同時に仮想シリアルポートに再出力というかディスパッチしてくれるソフトウェアでした。ログから再生することもできました。
そのあと、USBドングル型で、ログしてくれるデバイスが登場しました。リアルタイムで位置情報の軌跡を確認するよりもログすることに重きを置くのであれば、このタイプが実用的です。ノートPCが不要で、事前に充電しておけば半日分はログ可能でした。
USBの部分は充電とシリアルポート出力端子として機能してくれます。このころはGPS読み出しソフトウェアも充実してきていて、一例としてこんなソフトウェアを使ってました。
GPSBabel: convert, upload, download data from GPS and Map programs
この時分では、kml形式に出力しなおして、google map に読ませてみるようになってきていました。
google mapのほかには当時では(多分今でも)選択肢なかったように思います。日本の地図ソフトとか試してみてはいました。地図に表示するという点では趣味的用途においての場合では、業務用のgisシステムなどを使えるような状況であるわけでないし、そういったものもやれることにだいぶ制約が大きかったように思います。
android端末(タブレット)の時代になってリアルタイムにクラウドにログを送るのが、なにかゴールの一つだったのかと思います。
今はもはや当たり前に知らずうちに使っていて、必ずしも楽しむということが全面にでてこないです。
これら通じてひとつだけ、初期の頃から今でも共通してるのが、バッテリー残量をいつも気にしていた、ことだと今ふと思いました。