小学生ではないけども、自由研究レベル的なネタ*1。IPv6を使うのが相対的にうれしそうな場所を探してみた。
シンガポールとモスクワの間のレスポンス時間がIPv6とIPv4の間で100ms近い差があるのを見た。これでチェック。
シンガポールからモスクワにあるvpsにpingするとIPv4で300msをやや超えるのに対して、IPv6は200msをやや切る感じ。すぐに推察できるなれど、IPv6は地理的に近いルートが選ばれている、と思う。つまりアラビア海側を通っている。対してIPv4だとシンガポールからでも太平洋ルートのaspathが選ばれてしまう。*2
東京から東ヨーロッパ圏の間だと、経験上ほとんど*3IPv6でも太平洋側が選ばれる。だいたいあのASが東京からヨーロッパまで運んでくれてしまう。かといって、そこがペルシャ湾ルートを持っていない、というわけではなさそう。シンガポールからカイロに向かってping(v4)打つと200ms、tracerouteだとsg->de一旦ドイツまで回ってるぽくみえるが距離を考えてみれば明らかに西回りを通ってくれている。
こうなので、IPv6自体が特段有利だということではない。v6を選べるかどうかは(自分と相手とで)利用できるかどうかで決まり、プロトコル的には有利なほうを選択してくれるわけでない。 まあ今今は両方使える場面なら理由はさまざまなれどIPv6のほうがレスポンス面は有利っぽい。(→逆の場合もあったり、一時的というか安定しないときもあるっぽい)