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インターネットの片隅でなにかしら書いてみる

(読書)メンタルの~教科~強化書

 字を読まないと頭がどんどん劣化しているのかもと思っている年頃で*1、たまには本を読むようにしたいのですがなかなかそうなりません。それでも一冊本を読んだのでつらつら駄文書いちゃいます。佐藤優氏の「メンタルの強化書」という本読みました。ご存じ外務省にいらしてとあるエピソードに巻き込まれた方です。
 デスクワークな会社勤め人々層を対象に書いてあるように思いましたが、本でいうところの手ごわい人たちはどんな層どんなコミュニティにもいると自分は思います。

「なぜいまあおり運転がふえているか」
この節頭を見て、ちょっと直接的な答えを見てみたいと思ってページめくったのですが、二次的な影響のこと書いてあって、あおり運転への対処の一つでドライブレコーダの搭載車が増えているが、それは監視機能にも応用できて、当事者以外が増えるように仕向けているのかもよ、っていうように啓示されてました。

「エリート社員は残業できないと困る」
働き方改革という現象というか取り組みについて、それもうのみでなくちゃんと何が起きようとしているのか考えようね、みたいな文脈のなかで書かれていた節頭です。まあパワハラ受けまくるような職場環境・残業当たり前環境を正していこうというのが、あの改革の趣旨の一つにあるとはだれでもわかりますけども、今の流れだと皆全体主義的に働く時間は制限しようみたいな流れを観察して、これを取り上げて奥は読まないとねってこと書いてあります。佐藤さんはこの流れに潜むかすかな怪しさは感じつつもそれ自体がなににつながるかまではまだ明確にとらえていないように思っているのかもしれません。*2

 自分と同じ考えのコミュニティを構成するのがいいかもね、って最後のほうに書かれてます。これって宗教がたちあがるときの力学に近いような気もしました。いや、最終章は宗教についても書いてあるのでそこから展開された考えとして整理してとらえることができそうです。

*1:あと手で字を書かないと本当は、、

*2:いやズバリ見通していらっしゃるか